【ニュース】 大東市、大阪と奈良を結ぶ歴史街道「古堤街道」沿いで新たな休憩所「大クスの館」を整備 大阪府大東市

2025.09.25
大東市(逢坂伸子市長)は、大阪と奈良を結ぶ歴史街道「古堤街道」沿いで新たな休憩所(正式名称:古堤街道周遊休憩所、愛称:大クスの館)を整備した。
地域の魅力向上や歴史文化の保存活用を図ることが目的。

同休憩所は、観光客の立ち寄りや地域住民の憩いの場として利用できるとともに、平野屋新田会所の歴史を学ぶことができる拠点となる。
休憩所内には、令和3年まで平野屋新田会所跡の北側に根付いていた大クスの幹をモニュメントとして設置、平野屋新田会所の歴史に関する案内板を設置するという。

平野屋新田会所は、享保6年(1721年)に大坂の両替商・平野屋又右衛門が所有権を得た深野南新田(大東市平野屋・谷川・南新田)と河内屋南新田(東大阪市元町)の管理・運営のために設けられた施設。
年貢の集積や住民の管理、武家の接待等に使われていた。

なお同市では、完成を記念し、2025年10月5日に泉町市民会議主催による完成式を開催する。

「大クスの館」完成式の開催日時は2025年10月5日の10時~11時。
会場は大東市立泉公園(大阪府大東市泉町1-3)。
当日は、関係者挨拶、施設のお披露目、谷川地車保存会による太鼓演奏、平野屋新田会所市民サポーターによる展示・上映会(歴史紹介・古写真展示等)を実施する。