【ニュース】 ヤマハ発動機、三好市・九州大学と脱炭素で持続可能な地域づくりに関する包括連携協定を締結 徳島県三好市
2025.09.05
ヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市、設楽元文社長)は2025年9月3日、三好市(高井美穂市長)・国立大学法人九州大学(福岡市西区、石橋達朗総長)との間で、脱炭素で持続可能な地域づくりに関する包括連携協定「森を繋ぐ協定」を締結した。
同協定は、3者の相互協力と連携のもと、自然資本クレジット(ボランタリークレジットおよびJ-クレジット)の仕組みを活用し、同市の豊かな森を適切に整備・活用することで、森林経営の健全化と、地域の一層の活性化を図ることを目的としたもの。
同協定では、2カ所の未整備市有林を先行実施エリアとし、1カ所では、生物多様性の評価も含めた、民間の認証制度「ボランタリークレジット」を創出。
もう1カ所では、データを活用したスマート林業による森林整備を実施し、国が認証する制度「J-クレジット」の創出を目指す。
ヤマハ発動機は、高精度な森林情報の取得・解析技術を使用し、CO2吸収量の測定に必要となる正確な森林資源の測量データの取得、森林整備に協力する。
九州大学は、科学的根拠のあるCO2吸収・固定量の算定方法(カーボンクレジットの方法論)に基づき、CO2吸収・固定量の調査を実施、同市が有する自然資本の豊かさを経済的価値として測定・評価することに貢献するとしている。