【ニュース】 新勝浦市漁業協同組合と東急不動産など、協議会を設置し藻場保全活動を開始、9月20日に紹介イベントを開催 千葉県勝浦市

2025.08.08
新勝浦市漁業協同組合(千葉県勝浦市、野村守組合長)、勝浦市(照川由美子市長)、東急不動産株式会社(東京都渋谷区、星野浩明社長)、東急リゾーツ&ステイ株式会社(東京都渋谷区、粟辻稔泰社長)は、関係機関とともに「勝浦市藻場保全対策協議会」を設置、藻場保全活動を開始した。
2025年9月20日に、勝浦東急サニーパーク ふれあい広場(千葉県勝浦市)で藻場保全活動の紹介イベントを開催する。

同市は、暖流と寒流の潮境に位置し、沿岸でも水深が深く海藻が根付いた岩礁が多いことから、多種多様な海洋生物が存在している。
また、海風の影響により、陸地は夏涼しく、冬暖かい気候の地域で、観測開始以来、猛暑日のない快適な気候に恵まれているという。
こうした気候や透明度高い海を背景に、同市は漁業や430年以上続く朝市文化に加え、南房総国定公園の指定や、勝浦海中公園や千葉県立中央博物館分館海の博物館といった海を対象にした施設を有するなど、「海」を主軸に発展してきた経緯がある。

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しかし、昨今の地球温暖化による海水温の上昇や、海水温上昇に伴う植食性魚類の増加により、近年は良質な藻場が減少する「磯焼け」が深刻化。

同協議会は、同市での藻場の保全・再生と創出を図るため、2025年5月に設置。
東急不動産は、藻場保全に取り組む民間事業者として、同協議会に参画している。

東急不動産と東急リゾーツ&ステイは、同市でホテル・ゴルフ場・別荘地を含む複合リゾートタウン「東急リゾートタウン勝浦」を開発・運営しており、138万㎡の広大な自然の中で、1976年の別荘地分譲開始以降、地元企業、地域の人々と連携しながら事業を展開してきた。
今回の藻場保全対策協議会への参画は、これまでの「森」での取り組みに加え、「海」の保全という新たな領域での取り組みとなる。

9月20日に開催するイベントでは、藻場保全活動のパネル展示、勝浦ブルーバーガーの提供、ポリネシアン&ファイヤーパフォーマンス、外房チアリーディングクラブによるパフォーマンスショー、キッズ向けプレーパークなどを実施する予定。
開催場所は勝浦東急サニーパーク ふれあい広場(千葉県勝浦市鵜原2210-64)。
申し込み不要。