【ニュース】 KNT-CTホールディングス、「廃校活用防災事業」の取り組みを開始、第1弾は桐生市で10月17日より展開 群馬県桐生市
2025.08.08
KNT-CTホールディングス株式会社(東京都新宿区、小山佳延社長)は、今年9月1日の創立70周年を記念し、「廃校活用防災事業」の取り組みを開始した。
第1弾では、2025年10月17日より「KIRINAN BASE」(旧桐生南高校、群馬県桐生市)を会場とするプログラムを発売。
将来的には対象を拡大し、各地域での廃校活用防災事業の展開を目指すとしている。
文部科学省の令和6年度「廃校施設活用状況実体調査」では、施設が現存する廃校は7,612校、このうち活用されていないものは
1,951校。
廃校は維持・管理費のコストが必要なこともあり、その有効活用が地域の課題になっている。
その一方、学校は多くの地域で防災拠点となっており、「廃校」を利用することで、より現実的な感覚を学べるという。
今回の廃校活用防災事業では、避難生活での「災害関連死」という課題に着目し、今後の避難所のあり方を学校や企業・自治会等と共有、実体験に近い環境を提供することで、平時からの備えの見直しや防災意識の向上が期待できるとしている。
プログラムの作成にあたっては、名古屋工業大学大学院・北川啓介教授が監修、NTT東日本株式会社防災研究所が全体協力した。
座学では日本と海外の防災事例等を学べるほか、インスタントハウス等の最新製品や防災アイデアを取り入れた「未来志向の避難所体験」を用意。
グループ別ワークショップでは、平時でも役立つ自助力・共助力を育むことも期待できるという。
第1弾の実施会場は「KIRINAN BASE」(旧群馬県立桐生南高等学校、群馬県桐生市広沢町3丁目4193)。
対象は企業・労働組合・学校・自治会など。
設定日は2025年10月17日・29日、11月17日、2026年3月7日・12日・17日・20日。