【ニュース】 西武バス、19歳の路線バス運転士がデビュー、埼玉県内のバス事業者では初 埼玉県所沢市

2025.08.01
西武バス株式会社(埼玉県所沢市、塚田正敏社長)は今夏、19歳の路線バス運転士がデビューする。
19歳の路線バス運転士が誕生するのは、埼玉県内のバス事業者では初めての事例(同社調べ)になるという。

同社では、2022年にバスの運転に必要な大型二種免許の取得条件が緩和されたことに伴い、高校卒運転士の採用、養成に積極的に取り組んできた。
今回、2024年に高校を卒業し入社した2名が、それぞれの所属営業所管内の路線バスの運転士として、サポート役運転士の同乗を伴わない単独乗務のデビューを迎える。

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単独乗務デビューするのは、新座営業所の運転士・蓮見正和さんと、練馬営業所の運転士・伊井リオさん。
2名は2024年3月に高校を卒業し、4月に運転士として入社した。

2022年に大型二種免許の取得条件は緩和されたが、年齢や経験の関係から入社してすぐに運転士として勤務することはできないため、事務職として営業所の運行管理業務に従事し、運行管理補助者として路線バス運行を支える側の立場で経験を積んできた。
事務職として従事する中、「受験資格特例教習」を受講し、大型二種免許を取得。
社内の研修所での訓練を経て、2025年7月に所属営業所で指導運転士同乗のもと、営業運行を開始した。

2名は現在、今夏~秋の単独乗務デビューに向け、運転技術、接客技術を磨き、安全・安心のバス運行の提供に向けて努力を重ねているという。
現在は一部の路線のみを担当しているが、今後は技術を磨き、所属営業所管轄の様々な路線を担当する予定としている。