【ニュース】 長谷川香料と小海町が協定を締結、循環型農業を核とした「ハーブ」栽培で国産原料の安定供給を目指す 長野県小海町
2025.07.24
長谷川香料株式会社(東京都中央区、長谷川研治社長)と長野県小海町(黒澤弘町長)は2025年7月23日、「憩うまちこうみ事業」で協定を締結した。
両者は今後、同協定により、循環型農業を核とした「ハーブ」栽培を通じ、国産原料の安定供給を目指し、連携を強化する。
「憩うまちこうみ事業」は、平成28年度に発足したまちづくり協議会(小海町)が企業のメンタルヘルスケア対策として、都市部にない豊かな自然を活用した研修等で来訪を促し、新たな関係人口創出につなげる取組として事業化したもの。
2025年7月現在、同社を含め、36社が協定企業となっている。
同社は1993年、産業廃棄物処理会社「小海コンポ―ス」(長野県小海町)の設立に出資し、30年以上にわたり、香料等の製造に関わる廃棄物を堆肥に変換、廃棄物の出ない香りの開発を行ってきた。
同社を介し、「ハーブ栽培→香り製造→顧客への販売→製造時廃棄物の堆肥化→小海町農家への還元」をサイクルとした循環型農業の実現を目指し、現在、「ハーブ」栽培の第1弾として、アロマテラピーやエスニック料理の素材となる「レモングラス」の試験栽培を実施している。
「憩うまちこうみ事業」協定での連携事項は、循環型農業モデルの構築に関すること、SDGs実現に向けた取り組みに関すること、持続可能なまちづくりや地方創生に関すること、の3項目。