【ニュース】 阪急交通社とナビタイムジャパン、海南市冷水浦の古民家再生に関する「講座」と「旅」で地域共創を学ぶ取組みを企画 和歌山県海南市

2025.07.24
株式会社阪急交通社(大阪市北区、酒井淳社長)と株式会社ナビタイムジャパン(東京都港区、大西啓介社長)は、海南市冷水浦の古民家再生に関する「講座」と「旅」で地域共創を学ぶ取組みを企画した。

同企画では、2025年9月20日に、阪急グランドビル(大阪市北区)で「街づくり」に関する講座を開催。
10月11日には、実際に冷水浦を訪れて地域の衣食住を体験し、地元の人々と交流するツアーを実施する。
企画の締めくくりでは、11月1日に街を再訪、地域との交流をさらに深めるという。

今回、街づくりを学び、体験する冷水浦は、JR紀勢本線「冷水浦」駅より徒歩5分に位置する漁村集落。
魅力的な自然に恵まれている一方、現在は住民の高齢化に伴う空き家問題が深刻化しているという。

9月20日に開催される阪急たびコト塾の講座では、冷水浦に移住し、街づくりに取り組んでいる「旅する大工」のいとうともひさ氏を講師として招き、冷水浦で行われている古民家再生プロジェクトに対する思いや説明を聞きながら、街づくりに必要な情報を学ぶ。

10月11日に実際に冷水浦を訪れる日帰りツアーでは、冷水浦の集落の散策と衣食住に関する3つの体験により、地域の見聞を深める。
「衣」では、海南市に本拠を置く5本指ソックスのパイオニア企業、ニッティド・井戸端さんによるワークショップを行い、ソックスの加工工程の一部を体験。
「食」では、みかん援農プロジェクトに取り組む大谷幸司さん監修のもと、極早生品種(YN26)のみかんの収穫を体験する。
「住」では、いとう講師による建築の解体やタイル作りを体験。
ツアーの最後には、参加者同士で学びの感想や街の発展に求められる新規施設について意見交換するなど、未来を見据えた関係人口創出のきっかけづくりの機会とする。

11月1日の再訪では、「冷水浦おかえりバス」を運行、地域との交流をさらに深めるとともに、再訪促進による持続的な関係人口の創出を目指すという。