【ニュース】 ヒューリックと日本航空、成田市で航空上屋施設と物流施設を一体化した国内初となる国際物流拠点「WING NRT」を運営 千葉県成田市
2025.07.16
ヒューリック株式会社(東京都中央区、前田隆也社長)と日本航空株式会社(東京都品川区、鳥取三津子社長)は、成田市下福田地区で航空上屋施設(保税蔵置場)と物流施設を一体化した国内初となる国際物流拠点「WING NRT」の運営を共同で進めることで合意した。
成田空港では現在、千葉県、成田市をはじめとする空港圏自治体、国土交通省が連携し、成田国際空港株式会社が掲げたエアポートシティ構想の実現に向け、第3滑走路の新設など機能強化に向けた取り組みが進められている。
今回、同拠点の誕生により、空港内施設との一体運用によって、第3滑走路の供用開始で見込まれる需要の大幅な増加の受け皿を確保しながら、空港外施設の特性を活かし、国際競争力を飛躍的に向上させ、東アジアにおける航空貨物のハブ空港としての成田空港の位置付けを確立するという。
ヒューリックは、全体土地面積約45万㎡の広大な用地を既に取得しており、造成工事を進めている。
2027年の建築工事着手、2029年の開業を目指し、同街区の開発計画を推進する予定。
日本航空は、同街区の上屋施設で最先端のテクノロジー機器を導入するほか、医薬品専用定温庫、高機能冷蔵・冷凍庫等を完備することで、あらゆる物流ニーズに適応する高付加価値サービスを提供する。
またヒューリックと日本航空は、同街区開業後の施設運営と進出企業の誘致についても共同で取り組み、成田空港と同街区を高頻度で結ぶ輸送サービスや、同街区内での貨物輸送サービス等の運営形態を共に作り上げるという。
「WING NRT」の所在地は千葉県成田市下福田地区。
全体土地面積は約45万㎡、建物面積は合計約42万㎡、上屋施設は約15万㎡。
開業時期は2029年予定。