【ニュース】 東京流通センター・日本自動車ターミナル・T2の3社、大田区平和島での自動運転トラック一般道受け入れ検討で合意 東京都大田区
2025.06.26
株式会社東京流通センター(東京都大田区、有森鉄治社長)、日本自動車ターミナル株式会社(東京都千代田区、黒沼靖社長)、株式会社T2(東京都千代田区、森本成城代表)の3社は、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送の実現に向け、東京都大田区平和島の一部一般道区間での自動走行を前提とした走行ルートの検討や自動運転トラックの受け入れ方法を検討することで合意した。
同取り組みが実現すれば、自動運転トラックが高速道路だけでなく、技術的ハードルが高いとされる一般道も経由し、顧客の物流施設にシームレスに直接乗り入れる先進的な拠点を平和島に設けることが可能となる。
実現に向け、大田区などの地元自治体と連携し、取り組みを進めていく。
T2は、昨今のトラックドライバー不足の解消を目指し、2027年からのレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現に向け、高速道路上での実証実験を続けている。
その中で、自動運転トラックの走行範囲を拡大し、高速道路から一般道を通じ、顧客の物流施設に直接乗り入れを可能にする拠点の候補地を探していたという。
東京流通センターと日本自動車ターミナルが立地する平和島は、高度成長期の人口増加に伴う流通機能低下という社会課題解決のため、「流通業務市街地の整備に関する法律」によって整備された「南部流通業務団地」があり、都心へのアクセスだけでなく、東京港や羽田空港にも近く、トラックターミナルなどの物流の集積地となっているエリア。
今回、一般道での自動走行を実現するにあたっては、T2が走行ルートの検討と自動運転トラックの技術開発を行い、東京流通センターと日本自動車ターミナルは拠点のあり方や「南部流通業務団地」までの一般道の自動走行の検討、路車協調システムの設置を検討するとしている。