【ニュース】 坂ノ途中、新庄村と業務委託契約、オーガニックビレッジ宣言に向け機運を醸成、新規就農者を増やす取り組みを推進 岡山県新庄村
2025.06.26
株式会社坂ノ途中(京都市南区、小野邦彦代表)は、岡山県新庄村(小倉博俊村長)と、業務委託契約を締結した。
同契約では、同社が有する提携生産者とのネットワークや有機農業に関する調査、研究データをもとに、同村のオーガニックビレッジ宣言に向けた機運の醸成と地域戦略の策定のほか、新規就農者を増やす取り組みを推進する。
同村は、「日本で最も美しい村」連合に加盟している、人口約790人・約370世帯の村。
2001年より、村内の畜産農家から排出される家畜排せつ物を活用した有機堆肥の製造を開始、村内の生産者に対し、有機栽培の技術導入の取り組みを続け、現在は村の農地の約5%にあたる3.8haの圃場で、合鴨農法を取り入れた有機米の生産も行われている。
2026年に向け、オーガニックビレッジ宣言を計画しており、有機農産物の産地として、村の農業の発展を目指しているという。
一方同社は、「100年先もつづく、農業を。」をビジョンに、環境負荷の小さな農業の普及に取り組んできた。
全国約400軒の生産者と提携し、少量不安定な生産でも、品質が高ければ、適正な価格で農産物が流通できる仕組みを構築。
さらに、流通事業だけでなく、全国の提携生産者の情報をもとに調査や分析を行い、蓄積した知見を活用し、自治体や企業と連携を進めており、昨年は、有機農業の現状と将来の展望をまとめた「有機農業白書」を発表している。