【ニュース】 積水ハウスと京都大学、包括連携による共同研究テーマを「子どもと家族との会話によるつながり」に決定 京都府京都市
2025.06.19
積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)と国立大学法人京都大学(京都市左京区、湊長博総長)は、2024年より実施している3年間の包括連携で、今年度から2箇年で実施する共同研究テーマを新たに決定した。
新たな共同研究テーマは、「住まいにおける子どもと家族との会話によるつながりに関する研究~子どもの感性・社会性の発達を目指して~」と定め、2027年春の成果発表に向け、共同研究を加速する。
同包括連携は、子どもの感性発達に有効な住提案に関する知見の拡大・創出を目的としたもの。
1年目は共同研究テーマの探索・設定とともに、共同研究の本格始動に先立ち、住まいにおける家族のつながりが子どもの感性や幸福感にどのような影響を与えるのかを探るため、全国の家族を対象としたプレ調査を実施した。
その結果、家族との関係について、「親とのコミュニケーションに満足している子どもは幸福感が高い」「対面での会話量は学齢が上がるほど減少する」「親とのコミュニケーションに満足していると、知的好奇心や感性などの子どもの非認知能力が育まれている傾向がある」等が明らかになったという。
今後の共同研究では、「住まいにおける家族の会話」に着目し、家族の会話スタイルを分類するとともに、それらが子どもの幸福感や非認知能力に与える影響の分析を行うとしている。