【ニュース】 類設計室農園事業部、宇陀市の農園施設をリニューアル、中核となる会議棟の上棟式を7月5日に開催 奈良県宇陀市
2025.06.10
株式会社類設計室(大阪市淀川区、阿部紘社長)の農園事業部「類農園」は、リニューアル工事を進めている奈良県宇陀市に所在する施設で、その中核となる会議棟の上棟式を2025年7月5日に開催する。
25周年を迎えた同事業部は2024年8月、同施設のリニューアルを開始。
オフィス、生産施設、流通施設、宿泊施設を複合した「農業と学びの共創拠点」を建設、2025年11月にプレオープンする(完全竣工は2026年3月の予定)。
全国初のオーガニックビレッジ宣言を行った宇陀市とも協働し、農業や教育を通じ、地域の活性化や担い手づくりにも取り組むという。
今回上棟式を開催する同棟は、「農業と学びの共創拠点」の象徴となるもの。
株式会社西嶋工務店(兵庫県姫路市、西嶋靖尚代表・宮大工大都流第32代当主)とともに、伝統工法による設計・工事を行っている。
国宝姫路城(白鷺城)や出石城など、数多くの文化建築に携わる宮大工技術を生かしたという。
また、地域から大阪の直売所へ農作物を配送する作業所と出荷場をリニューアル。
生産者がより使いやすく、オフィスとも近接した構成で、社員が働きやすい環境整備により、高能率・高品質な生産環境を整備する。
宿泊施設では、75名程度の宿泊機能を備え、小中高生の団体利用を主な対象とし、農業体験や地域の歴史体験ができる環境を整備するという。
施設所在地は奈良県宇陀市榛原下井足79-1。
延床面積は約2,200㎡。
構造・規模は木造・地上1階(一部2階)。
2025年11月に一部竣工プレオープン予定、2026年3月に完全竣工予定。