【ニュース】 西武不動産、「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」で都市計画手続き開始 東京都港区

2025.06.09
株式会社西武不動産(東京都豊島区、齊藤朝秀社長)は、京浜急行電鉄株式会社・高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合・独立行政法人都市再生機構・東急不動産株式会社とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」(東京都港区)で、東京圏国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、今後、同計画に関する都市計画手続きが開始されると発表した。

同計画のうち、西武不動産が主体となって進めるB-1地区の開発計画については、品川駅と周辺市街地の回遊性を高める歩行者ネットワークの形成や、地区の中心となる高輪森の公園と連携した緑地空間の充実を図る。
合わせて、品川駅西口地区を代表するMICE等の都市機能の導入を図ることで、「国際交流拠点・品川」の実現に取り組むという。

今後は、東京圏国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、都市計画案の公告・縦覧等を経て、東京都と港区の都市計画審議会への付議や、国家戦略特別区域会議の手続き等が進められていく予定。

西武グループでは、2024年5月に公表した「西武グループ長期戦略2035」で、同社グループの強みを活かした「不動産事業を核とした成長戦略」を掲げている。
今後、西武不動産を中心とした不動産事業体制のもと、本プロジェクトの推進を通じ、様々なな角度から不動産に付加価値をつけることで、同社グループの事業機会を創出、社会の発展に資するまちづくりを力強く進めていくとしている。

B-1地区は、B-1-1地区(公園、約0.9ha)と、B-1-2地区(約3.0ha)で構成。
敷地面積は約2万7,500㎡。
階数は地下4階・地上31階建。
主要用途は事務所・商業・ホテル・住宅・MICEなど。