【ニュース】 小田急不動産、「古材の日」に、築約160年の古民家の構造材を再利用した平屋モデルハウスを開成町にオープン 神奈川県開成町

2025.06.02
小田急不動産株式会社(東京都渋谷区、五十嵐秀社長)は2025年5月31日、「古材の日」に、新潟県阿賀町に所在していた築約160年の古民家の構造材を再利用した平屋モデルハウスを神奈川県開成町にオープンした。

同取り組みは、日本各地の良質な古民家を小田急沿線に移築・再利用できる仕組みを普及させ、後世に継承すべき古民家や、古き良き暮らしを次の世代へ語り継ぎ、新しい暮らしを提案するプロジェクト「KATARITSUGI(かたりつぎ)」の第1号物件となるもの。
古民家の古材に加え、その地域での伝統家屋のストーリーを受け継ぐことで、地域経済の活性化や環境保護に貢献する倫理的消費(エシカル消費)行動を喚起し、「エシカル消費」行動を住まい選びの選択肢として提供するという。

06021200

同モデルハウスで使用した古材を含む木材全体の炭素貯蔵量は、杉の木換算で41本分に相当する(林野庁「建築物に利用した木材の炭素貯蔵量の表示ガイドライン(令和3年10月1日付)」に基づき計算) 。
「古材」の利用を通じ、廃棄物削減やCO₂の排出抑制につなげ、循環型社会の形成を目指す。

なお同社では、同モデルハウスを運営するとともに、全国古民家再生協会会(東京都千代田区、村田智仁理事長)と連携し、古材を利用した注文住宅の施工会社の紹介や、土地の仲介と販売をサポートするという。

モデルハウスの所在地は神奈川県足柄上郡開成町みなみ3丁目2-3。
面積は245.6㎡(土地),130㎡(建物)。
構造は木造平屋(建築基準法上は木造2階建)。