【ニュース】 ディスプレイデザイン大手のスペース、旧・藤丸百貨店再生プロジェクトに「藤丸サポーター」として参画 北海道帯広市

2025.05.30
ディスプレイデザイン大手の株式会社スペース(東京都中央区、佐々木靖浩社長)は、2030年の開業を目指す旧・藤丸百貨店再生プロジェクト(北海道帯広市、事業主:藤丸株式会社、村松一樹社長)に「藤丸サポーター」として参画する。

同プロジェクトは、旧・藤丸百貨店を商業施設として再生する「(仮称)新藤丸」に加え、近隣の遊休地を活用した仮設商業施設「藤丸パーク」を開設するなど、開業までの5年間、機運を醸成するための取り組みを継続的に展開するというもの。
スペースは、得意とする商空間づくりのノウハウを活かしながら、藤丸の再生とそれに伴う地域創生の後押しを図るという。

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1900年に創業した旧・藤丸百貨店は、地域商業の顔として長年親しまれてきたが、売り上げ低迷などを理由に2023年1月に閉業。
復活が切望される中、株式会社そら(北海道帯広市、米田健史社長)が閉店から再生までのスポンサーとなり、帯広・釧路エリアを中心に事業を展開する村松ホールディングス株式会社(北海道帯広市、村松一樹社長)とともに、藤丸再生プロジェクトに着手している。

「(仮称)新藤丸」は、2030年を目標に藤丸百貨店跡地での新設を予定。
完成まで機運を醸成し続けるとともに、地域一体の活性化を目指し、周遊促進に向けた各種施策を展開する。
その一環として、近隣の遊休地に仮設商業施設「藤丸パーク」を開設、地元「広小路商店街」と連動した施策など、地域を巻き込んだ取り組みを計画しているという。

「藤丸パーク」は、「(仮称)新藤丸」完成までの間、地域との結びつきを強固なものとするため、2025年夏、近隣遊休地に開設するもの。
トレーラーハウスで構成する商業エリアでは、新規店舗の立ち上げなどを促すため、更新期間や賃料を抑えるなど、各種工夫を行うほか、イベントエリアではマルシェやライブなどを開催する予定。

「(仮称)新藤丸」の所在地は北海道帯広市西二条南8-1。
開業日は2030年春予定。
敷地面積は約4,200㎡。
用途は店舗・あそび場など。

「藤丸パーク」の所在地は北海道帯広市西三条南7-14。
開業日は2025年初夏予定。
敷地面積は約3,200㎡。
用途は店舗・イベント・ドッグランなど。