【ニュース】 取手市、「災害用トイレトラック」を導入、助けあいジャパンと協定締結 茨城県取手市
2025.05.29
取手市(中村修市長)は2025年5月8日、新たに導入した「災害用トイレトラック」を同市役所で披露、同日、一般社団法人助けあいジャパン(静岡県御殿場市、石川淳哉代表)と協定締結式を実施した。
災害用トイレトラックの導入と、同協定の締結は、いずれも茨城県内では初となる。
導入した災害用トイレトラックは、全長6.98m×全幅2.23m×全高3.24m。
入り口単独の洋式水洗トイレ室4室・多機能トイレ1室(合計5室)を備え、多機能トイレはオストメイト対応で、電動車イスリフターやおむつ交換台も配備した。
各室には温水洗浄便座・洗面台・換気扇・暖房等を設置、清水・汚水タンク・ソーラー発電システムを備え、断水や停電時も活動可能としている。
同市では、災害用トイレトラックの導入により、助けあいジャパンが企画する災害派遣トイレネットワークプロジェクト「みんな元気になるトイレ」に参画。
有事の際に災害用トイレトラックを迅速に活用するとともに、プロジェクトに参画している全国の自治体(2025年4月30日時点で32自治体)との相互支援体制の構築を図る。
同市では今後、災害用トイレトラックを災害時に避難所で活用するほか、平常時には各種イベントや防災出前講座で展示、防災意識の啓発に活用するという。