【ニュース】 三菱地所と三菱地所・サイモン、「御殿場プレミアム・アウトレット」で「空飛ぶクルマ」の離着陸場を竣工 静岡県御殿場市
2025.05.28
三菱地所株式会社(東京都千代田区、中島篤社長)と三菱地所・サイモン株式会社(東京都千代田区、山岸正紀社長)は2025年5月
27日、「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市、運営:三菱地所・サイモン)でeVTOL(空飛ぶクルマ)の離着陸場となる「御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート」を竣工した。
同ポートは、国土交通省が定める空飛ぶクルマのバーティポート整備指針を参考にして整備した、東日本初(三菱地所調べ)のバーティポートとなるもの。
空飛ぶクルマの活用は、都市部での渋滞解消、交通インフラが不十分な地域での移動手段の提供、災害時の利用など、様々な社会課題解決に加え、移動時間の短縮などの利便性向上、観光等の特別な体験価値の提供など、幅広い展開が期待されている。
三菱地所は、将来的な空飛ぶクルマの利活用を見据え、2022年に「空の移動革命に向けた官民協議会」に参画。
加えて、三菱地所・サイモンと共に「御殿場プレミアム・アウトレット」「酒々井プレミアム・アウトレット」でのヘリコプター遊覧事業を展開してきた。
2022年~2024年については、東京都の実証をコンソーシアム代表企業として受託、都心部のビル屋上を活用したヘリコプターでの実証実験を行うなど、先進的な取り組みを推進してきたという。
今回竣工した同ポートは、国土交通省が示す「バーティポート整備指針」を参考にして設計、「令和6年度 バーティポート計画ガイドライン(仮称)の策定に向けた実証事業」の一環として整備している。
施設には、空飛ぶクルマの離着陸面に加え、トレーラーハウスを活用した旅客施設及び運航管理施設を備えるなど、将来的には周辺エリアでの空飛ぶクルマを活用した運航サービスや、遊覧のハブ機能を果たすことを目指すという。
なお、本年度秋以降、空飛ぶクルマ実機によるデモフライトを実施する予定。
「御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート」の所在地は静岡県御殿場市深沢1312。
主な設備はバーティポート、トレーラーハウス型旅客施設及び運航管理施設、風向指示器。