【ニュース】 産業ガスのエア・ウォーター、大津町に複合拠点を開所、半導体関連企業などに製品・サービスを供給 熊本県大津町
2025.05.28
産業ガスの供給などを手掛けるエア・ウォーター株式会社(大阪市中央区、豊田喜久夫会長)は、熊本県大津町で建設を進めていたデジタル・半導体関連事業のグループ複合拠点「エア・ウォーターグループ熊本事業所」を完成、2025年5月27日に開所した。
同事業所は、半導体デバイスメーカーや、半導体関連企業の集積地至近の立地。
これらの企業向けに、同社グループの製品・サービスをスピーディーに提供する。
また同事業所では、今後の需要拡大を見据え、産業ガス製造プラントの新設、倉庫棟の設備増強も視野に入れているという。
同社グループは、デジタル・半導体分野を事業成長戦略の一つとしてとらえ、2025年1月に「湘南イノベーションラボ」(神奈川県平塚市)を開所し、半導体材料の新規製品開発体制を強化。
2025年4月には、「グローバルエンジニアリングセンター」(堺市西区)を開所、大型プラントや各種半導体材料供給装置などの開発・エンジニアリング・メンテナンス機能を集約・強化するとともに、製造能力を増強してきたという。
「エア・ウォーターグループ熊本事業所」の所在地は熊本県菊池郡大津町大字杉水889番1。
敷地面積は3万4,487㎡。
主要設備は事務所棟(メンテナンス)、一般物・毒劇物倉庫(半導体材料ケミカル、エレクトロニクス向け一般資材)、危険物倉庫(半導体材料ケミカル)、テント倉庫(一般資材)。
投資額は約11億円。