【ニュース】 太宰府市とANAなど、バリアフリー情報などを反映した「ユニバーサル地図/ナビ」の社会実装を開始 福岡県太宰府市

2025.05.22
太宰府市(楠田大蔵市長)・NPO法人バリアフリーネットワーク会議(沖縄県沖縄市、親川修理事長)・全日本空輸株式会社(東京都港区、井上慎一社長)・ANAあきんど株式会社(東京都中央区、原雄三社長)の4者は2025年5月21日、バリアフリー情報などを反映した「ユニバーサル地図/ナビ」の社会実装を開始した。

4者は、「Universal MaaS」のコンセプトに基づき、2024年7月より共同プロジェクトを始動。
今回社会実装を開始した同ナビは、2025年2月に実施した実証実験の成果となるもの。
観光スポットや交通機関などの公式なバリアフリー情報に加え、実際に同市に訪れた車いすユーザーの走行ルートや投稿情報など、利用者目線のバリアフリー情報も地図上で確認できるとしている。
利用者の特性や目的に応じた情報の絞り込み機能を搭載、一人ひとりに最適な移動経路の選択・判断をサポートするという。

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同市では、第二次太宰府市観光推進基本計画で「ユニバーサルツーリズムへの対応」を掲げ、ユニバーサルツーリズムの視点からの整備、言語・文化の違いから生じる問題に対応し、バリアフリー観光の推進を図ってきた。

今後は、同ナビでのバリアフリー情報の発信に加え、受け入れ環境を強化するため、「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の取り組みを周知し、認定施設の増加を図るなど、ユニバーサルツーリズム啓発の推進事業を行うとしている。

同ナビは、同市公式ウェブサイト>観光ウェブサイト「ふらっと太宰府 歴史探訪の旅」>「旅のお役立ち」>「Universal MaaS」から利用可能。