【ニュース】 大和ハウス工業と大和ハウスプロパティマネジメント、物流施設「DPL」で地域共生活動「DPL地域つながるプロジェクト」を開始 千葉県流山市
2025.05.21
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、大友浩嗣社長)と大和ハウスプロパティマネジメント株式会社(東京都千代田区、大島武司社長)はこのほど、大和ハウス工業が開発した物流施設「DPL」で、地域共生活動「DPL地域つながるプロジェクト」を開始した。
両社は、地震や豪雨などの災害発生時に地域住民の安全・安心を守るため、大和ハウス工業が開発した物流施設「DPL」が位置する一部の自治体と協定を締結、住民の一時避難場所などとして活用してきた。
また、「DPL」を地域住民に開かれた施設とするため、カフェテリアの開放や集会所・遊具広場の設置、イベント開催など、地域と共生する施設づくりを推進しているという。
両社は今回、「DPL」で本格的に地域共生活動を実施するため、同プロジェクトを始動。
第1弾では、2025年5月17日に大和ハウス工業最大の物流施設「DPL流山Ⅳ」(千葉県流山市)で防災イベント「ソナエル防災in流山」を開催。
当日は、「DPL流山Ⅳ」周辺の住民約50名が参加、集中豪雨や台風などの発生を想定した車両での避難体験や、VR(拡張現実)・AR(仮想現実)技術を使用した防災体験等を実施、災害発生時の「DPL流山Ⅳ」の活用について学んでもらったという。
参加者からは、「近隣に背の高い建物があるのは、水害時などの非常時に心強いと感じました。(40代)」「自家用車を運転して、実際に一時避難場所に乗り入れられて良かったです。(50代)」「VR防災体験で実際の揺れを視覚的に感じ、地震への危機感が高まり、常に防災への備えが必要であることを、改めて実感しました。(50代)」「物流施設は普段入ることができないですが、実際に入ったところ内観も綺麗で、免震構造も採用され、強靭な建物ということが理解できました。講演会で漠然とした不安から備える気持ちになり、学べる時間をいただき感謝します。たくさんの方に知っていただきたいので、今後の継続開催を希望します。(60代)」といった声が寄せられた。
同プロジェクトでは今後、防災イベントをはじめ、フェスタやスポーツイベント、施設見学会、職場体験などを開催し、地域住民に開かれた物流施設として、地域共生活動を推進するとしている。