【ニュース】 JALグループ、北海道と東京・大阪・名古屋との間を対象に、二地域居住生活を包括的にサポートする実証実験を7月より実施 北海道札幌市

2025.05.20
JALグループは、2025年7月1日~10月31日の4カ月間、北海道と各拠点(東京・大阪・名古屋)との間を対象に、二地域居住生活を包括的にサポートする「JAL 2地域居住クラブ」の実証実験を実施する。

同取り組みは、各拠点と地域を行き来するのに必要な「移動」と「住居」という2つの基本項目をパッケージ化し、JALが提供する「コンシェルジュサービス」を付帯した新しいサービスの実証実験。
同実験を通じ、二地域居住生活の課題解決に取り組み、本運用を目指し新しい生活スタイルを推進、「移動を通じた関係・つながり」を創造するという。

JALグループは、二地域居住生活を促進するため、気軽に二地域居住を体験できるツアー商品の造成や、「移動」に特化した航空サービスに加え、昨年からは九州を中心に地方自治体と協働し、「住居」の手配も含めた実証実験を実施してきた。

今回は、これまでの取り組みで見えてきた「移動手段と住居の手配が難しい」という声に答えるため、新たな実証実験を札幌市で4カ月間実施する。
手間のかかる航空券や住居の手配を包括的にサポートし、二地域居住生活を応援するという。

対象となる路線は、東京(羽田)・大阪(伊丹・関西)・名古屋(中部)のいずれかと新千歳空港を結ぶ4路線。
特に羽田=新千歳のJAL便は1日17往復が運航しており、札幌滞在計画に柔軟に対応可能だとしている。
また、北海道エアシステム(HAC)の道内路線のネットワークを活用し、道内旅行を楽しむことも可能。
夏から秋にかけて過ごしやすい時期に北海道の魅力を実感してもらい、将来の本格的な二地域居住生活や定住計画に役立てもらいたいとしている。

「JAL 2地域居住クラブ」実証実験の実施期間は2025年7月1日~10月31日(期間内1カ月以上の申込みが必要)。
応募条件は「JAL 2地域居住クラブ」本会員がJALカード会員であること(新規入会も可)。