【ニュース】 Ramps、2025年春~夏に開業を予定していた宿泊施設のオープン時期を2026年以降へ延期 北海道東川町

2025.05.09
ソフトウェア業や宿泊業などを手掛けるRamps株式会社(北海道東川町、成尾太希代表)は、2025年春~夏に開業を予定していた宿泊施設のオープン時期を、早くとも2026年以降へ延期すると発表した。

同施設は、その土地ならではの暮らしをその土地の人々と体験できる宿泊施設として計画を進めていたもの。
昨今の社会情勢や北海道独自の事情が重なったことから、建設スケジュールが大幅に遅れる見込みになったという。

延期の要因は、鉄鋼や木材など建材価格の上昇に加え、人件費も全国的に高止まりしており、当初の予算を大きく超える見通しとなったこと、円安の影響により、輸入建材のコスト上昇も著しく、予算面での再調整が必要になったことを挙げている。

また、北海道では、半導体関連工場の進出や新幹線延伸工事などが相次ぎ、大規模案件が集中しているため、設計・施工各社ともに余力がない状況。
必要な資材や人材の確保が思うように進まず、工期が不透明となっているという。

遅延への対応策としては、施設規模・仕様の変更や、構造の見直しによるコストダウンを検討する。
従来構想していた施設のコンセプトを保ちつつも、建設費や工期を最適化するため、規模や設備の再検討を進めるほか、建物の構造を根本的に見直すことで、建設費を圧縮し、安全性と快適性を担保しながら、可能な限りコスト削減を図るという。