【ニュース】 車中泊スポット「田舎バックパッカーハウス」、大規模半壊で解体した母屋跡地を活用、駐車スペースを拡大し再オープン 石川県穴水町

2025.05.09
車中泊スポット「田舎バックパッカーハウス」(石川県穴水町、中川生馬代表)はこのほど、春からの旅行季節に向け、新たな構想の下、再オープンした。

同スポットは2024年9月、大規模半壊となった母屋を解体し休業。
その後、奥能登の職人不足が深刻化する中、ガレージ(納屋)を改装し、トイレ、シャワー、洗面所、台所合併浄化槽などの水場、太陽光発電や大容量のポータブル・バッテリー含めた電気設備などの導入を完了、今回の本格的に再オープンに至ったとしている。

キャンピングカーのプラットフォーム事業を展開するCarstay株式会社(横浜市旭区、宮下晃樹代表)と連携し、奥能登(穴水町・珠洲市・能登町・輪島市)全体の復興と地域活性を目指す。

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同スポットでは今回、解体した母屋の跡地を活用し、車中泊・オートキャンプが可能なキャンピングカー駐車スペースを4台から10台に拡大。
これまで1台だったキャンピングカーを3台に増やし、キャンピングカーのカーシェアも本格化する。

新たな構想では、奥能登の宿不足解消に貢献するため、留め置き駐車したカーシェアのキャンピングカー「動く宿泊部屋」で「素泊まり」車中泊ができるようにする。
Carstay専用サイトを介し、予約することで、より安価な車泊が可能。

また、キャンピングカーをカーシェアで予約・利用することで、奥能登の宿泊施設と、穴水町から先の交通手段の選択肢が少ない能登半島の二次交通の課題解消も目指す。
キャンピングカーは同スポットでの受け渡しだけでなく、穴水駅や能登空港などに配車することも可能。

さらに、地震や豪雨などの災害発生時は、防災シェルターとしても利活用できるようにするという。