【ニュース】 日本GLP、先進的物流施設「GLP熊本菊池」を開発、九州エリアでの半導体物流需要に対応 熊本県菊池市

2025.05.08
物流施設の開発・運営を手掛ける日本GLP株式会社(東京都中央区、帖佐義之社長)は、延床面積約1万8,000㎡の先進的物流施設「GLP熊本菊池」(熊本県菊池市)を開発する。
着工は2025年7月、竣工は2026年8月末の予定。

同施設は、台湾の半導体企業TSMCや、世界有数の半導体関連企業のソニーや東京エレクトロンなどが集結する、半導体工業団地近隣に位置。
国道325号線沿いに位置し、新設予定の自動車専用道路「大津西(仮称)」ICより約2.8km、熊本空港より約12km、九州縦貫自動車道「熊本」ICより約15kmの距離にあり、九州全域をカバーする広域配送の拠点として優れた立地条件を備えているという。

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同地域では、関連する原材料、部品や精密機械を保管するための先進的物流施設への需要が高まっていることに加え、周辺地域では半導体関連産業の拡大に伴い、インフラ整備が推進されたことを背景に人口も増加。
半導体や部品などの工業関係品に加え、日用雑貨などの流通・保管需要も高まると予想されている。

同社は熊本県内で既に「GLP熊本大津」の開発実績があり、半導体関連企業をはじめ、多くの企業から引き合いがあることから、今回開発する同施設でも、企業の事業拡大に伴う入居や移転、拠点集約ニーズなど、幅広い入居ニーズを見込む。

同施設では、ハイセキュリティを求める顧客ニーズに対応、1社で占有的に施設を利用できる地上2階のボックス型施設として設計した。

庫内には全館空調設備を設置することで、温度管理が必要な精密機器関連などのニーズに対応する予定で、従業員用の休憩スペースや豊富な駐車スペースを整備することで、従業員の快適な就労環境の提供も予定しているという。

「GLP熊本菊池」の所在地は熊本県菊池市旭志川辺字下蛙石。
敷地面積は約1万9,000㎡、延床面積は約1万8,000㎡。
構造・規模は地上2階・BOX型。
着工は2025年7月(予定)、竣工は2026年8月末(予定)。