【ニュース】 南海電気鉄道と東京流通センター、東京-大阪間の幹線輸送経路構築や物流効率化への取り組みに向け、業務提携で合意 大阪府大阪市

2025.05.01
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、岡嶋信行社長)と株式会社東京流通センター(東京都大田区、有森鉄治社長)は2025年4月1日、自動運転トラック等をはじめとする次世代モビリティや貨物鉄道輸送との連携(モーダルコンビネーション)を活用した東京-大阪間の幹線輸送経路構築や、その他物流効率化に資する各種取り組みに向け、業務提携を行うことで合意した。

両社は今後、南海電鉄の物流施設と東京流通センターの物流施設の強みを生かした新たな社会インフラを構築、日本の物流業界が抱える社会課題の解決を目指す。

南海電鉄が所有する東大阪・北大阪流通センターと東京流通センターは、高度経済成長期に人口や自動車の増加等によって生じた流通機能や都市機能の低下という社会課題を解決するため、それぞれ関西圏と関東圏の交通要衝地に、一大流通拠点として整備したもの。
半世紀以上にわたり、日本の物流機能を支えてきたという。

両社は今回、生活・経済インフラを支えるトラックドライバーの不足といった深刻な社会課題への危機感や、国民生活と経済発展を持続的に支える強靭な物流インフラの構築への使命感等のビジョンを共有していることを確認。
今回の業務提携に至ったとしている。

同業務提携では、単に両社の物流施設をつなぐ輸送経路を設定するだけでなく、自動運転トラック等の次世代モビリティの運行や、貨物鉄道輸送との連携等の施策で、両社が同一のゴールを見据えて提携することで、よりダイナミックな物流効率化の推進を目指す。