【ニュース】 山万、ユーカリが丘の商業ビルで飲食店の起業と育成をテーマにした食のインキュベーション施設「The Terrace YUKARI」を5月9日にオープン 千葉県佐倉市

2025.04.28
ユーカリが丘(千葉県佐倉市)の開発を手掛ける山万株式会社(東京都中央区、嶋田哲夫代表)は、山万ユーカリが丘線「地区センター」駅直結の商業ビル「ジョイナード」(千葉県佐倉市)2階部分を、飲食店の起業と育成をテーマにした食のインキュベーション施設「The Terrace YUKARI(ザ・テラス ユーカリ)」として2025年5月9日にリニューアルオープンする。

同社は1971年より、50年以上にわたりユーカリが丘で成長管理型の開発を推進してきた。
エリアマネジメントグループを創設、住宅1軒1軒に訪問し、生活の困りごとや街づくりへの要望を聞き取ってきた中で、「コロナ禍以降、飲食店が減ってしまい寂しい」「ユーカリが丘ならではの飲食店が欲しい」といった住民の声を多く受け取っていたという。

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一方、飲食店を始めたいと考える事業者は多いものの、初期投資や物価高騰の影響から出店が難しい状況が続いている。
こうした背景を受け、同社は出店のハードルを下げる新しい形の支援モデルを構築、地域とともに育つ食のインキュベーション施設として同施設を企画した。

同施設では、出店希望者がすぐに店舗運営を始められるよう、全8区画に内装・照明・空調・基本的な厨房設備・テーブルや椅子までを完備。
出店に必要な費用は、出店申込金30万円(税別)と敷金、諸経費で、通常かかる数百万~数千万円単位の初期コストを大幅に軽減できるとしている。

さらに、開業後は施設専用ホームページの運営、Googleビジネスプロフィールの管理、チラシ広告(掲示やポスティング)、WEB広告配信など、集客サポートも充実させるという。

また同施設は、単なるチャレンジショップではなく、地域に根ざした飲食店として成長・定着していくファーストステップの場でもあり、契約終了に伴う卒業後はユーカリが丘内の他物件での本格出店をセカンドステップも用意した。

第1弾では、2025年5月9日にフレンチラーメン「鯛らぼ」、とんこつラーメン「ぶたまる」、おにぎり専門店「やまよのおにぎり」、まちのだいどころ「イソップのかまど」、パティシエカフェ「ポポラス」がオープンする。