【ニュース】 読売新聞東京本社と東急不動産、「読売仙台ビル」の建て替えで基本協定を締結、オフィス・商業施設・ホテルを計画 宮城県仙台市
2025.04.24
株式会社読売新聞東京本社(東京都千代⽥区、村岡彰敏社長)と東急不動産株式会社(東京都渋⾕区、星野浩明社長)はこのほど、「読売仙台ビル」(仙台市青葉区)の建て替えに向け、基本協定を締結した。
同ビルは、仙台市中心部で1975年に竣工、隣接する「新伝馬町中央通りビル(通称ジョリビル)」と一体で運営してきた。
読売新聞社の取材拠点であるとともに、「ダイエー仙台店」や「イオン仙台店」などの物販店舗や飲⾷店が⼊居し、地域の人々から⻑く親しまれてきたが、竣工から半世紀が過ぎ、地域のニーズや時代の変化に適した、より高い機能を持ったビルへの建て替えるという。
読売新聞社では、昨年から共同事業者の選定を進め、東急不動産をパートナーに決定。
現在の「読売仙台ビル」「新伝馬町中央通りビル」は、2025年5月より解体工事を開始する予定としている。
同物件は、仙台の中心的なビジネス街となっている⻘葉通と東⼆番丁通の交差点に位置し、⻘葉通に約100m面するとともに、東北最大級の繁華街「クリスロード商店街」にも接する希少な立地。
建て替え後は、立地を最大限に生かすため、オフィス・商業施設とともにホテルを設置、国内外の観光客等を呼び込む計画としている。
約5,200㎡の敷地を生かし、イベントも開催できる広場空間も組み込んだランドマーク的な施設とする考えで、今後、東急不動産がプロジェクトマネージャーとなり、メディアである読売新聞社の知見も交え、検討を深めるという。
なお同計画は、高機能オフィスや地域のにぎわいに寄与するオープンスペース等の整備により、仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」制度を活用し、助成を受ける予定。
「読売仙台ビル」「新伝馬町中央通りビル」の所在地は仙台市⻘葉区中央2丁目3−6。
敷地面積は約5,200㎡、延床面積は約5万1,400㎡。
築年は1975年。
建て替え後の延床面積は約4万2,000㎡。
竣工は2029年度(予定)。