【ニュース】 さくら構造、耐震建築家による築古物件の再生に特化した不動産再⽣サービス「リボビル」をリリース 北海道札幌市

2025.04.18
建物の耐震設計を専門に手掛けるさくら構造株式会社(札幌市北区、田中真一代表)は2025年4月17日、築古物件の再生に特化した、耐震建築家による不動産再⽣サービス「リボビル」をリリースした。

同サービスは、既存の構造躯体を生かして耐震性を向上させる独自の手法により、建物を解体せずに活用するというもの。
耐震建築家による設計で、デザイン性と機能性を両立しながら耐震性と耐久性を向上させ、建物への愛着と歴史的価値を次世代へ継承するとしている。

同社は、一級建築士の上位資格「構造設計一級建築士」保有者が集まるプロフェッショナル集団だという。
高度な知識と豊かな経験を持つ「耐震建築家」として、緻密な耐震コンサルティングを行い、最適な耐震補強プランを提案するとしている。

今回リリースした同サービスでは、既存の建物を活用するため、新築よりもコストを抑え、高耐震・高耐久を実現した価値ある建物に再生可能。
骨組みのみ再利用するスケルトン工事でも、少なくとも建て替えより3割のコストカットが可能だという。

また、新築の建て替えでは、建築基準法改正により、建ぺい率・容積率が減少し、収益性が低下する可能性があるが、同サービスでは既存の基準を維持することが可能となるため、面積を確保したまま収益性や間取りを最適化できるほか、減価償却や固定資産税の軽減といった節税効果も期待できるとしている。