【ニュース】 日本生命と積水ハウス、天神駅地下直結、建替えを進めてきた高層オフィスビル「天神ブリッククロス」を竣工 福岡県福岡市
2025.04.10
日本生命保険相互会社(大阪市中央区、朝日智司社長)と積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)は2025年4月9日、建替えを進めてきた高層オフィスビル「天神ブリッククロス」(福岡市中央区)を竣工した。
同物件は、北棟(地上18階・地下2階)・南棟(地上13階・地下2階)の2棟で構成する、総延床面積約3万7,048㎡の高層オフィスビル。
福岡市営地下鉄「天神」駅と地下で直結し、明治通りと昭和通りの2つの大通りを繋ぐ、交通利便性の高い場所に位置する。
今回の建替えは、福岡市による、国際競争力を高め、天神地区に新たな空間と雇用を創出するプロジェクト「天神ビッグバン」の一環。
また同物件は、同市が創設した「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けている。
設計にあたっては、福岡市赤煉瓦文化館や天神地下街といった、レンガ調で重厚な風合いのある天神地区の景観を次世代に継承する外観デザインや、レンガ調の化粧壁などを採用。
また、地上部に設ける長さ90mの大規模歩行空間(プロムナード)には壁面緑化を施し、緑豊かにすることで、近接する天神中央公園やアクロス福岡の緑化空間を延伸した。
地上プロムナードは半屋外空間となっており、雨天時でも快適な歩行が可能。
各所に配置したベンチや壁面緑化、街路樹により、福岡市が都心の森1万本プロジェクトで目指す、憩いや安らぎを感じられる街並みの創出に貢献する。
建物は制震構造とし、2つの電源供給ルートの確保や非常用発電機の設置により、オフィス入居者のビジネスをサポートするほか、災害時には帰宅困難者の受け入れも予定しているという。
「天神ブリッククロス」の所在地は福岡市中央区天神1丁目14番
18号、交通は福岡市営地下鉄空港線「天神」駅地下直結。
敷地面積は約2,707㎡、延床面積は約3万7,048㎡。
構造・規模は鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)、北棟が地上18階・地下2階・塔屋1階、南棟が地上13階・地下2階・塔屋2階。