【ニュース】 JR西日本など、弁天町駅で空気中のCO2を回収する技術を活用した植物工場の実証実験を開始 大阪府大阪市

2025.04.08
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)・Carbon Xtract株式会社(福岡市西区、森山哲雄社長)・スパイスキューブ株式会社(大阪市浪速区、須貝翼代表)の3社は2025年3月22日、JR大阪環状線「弁天町」駅(大阪市港区)で、植物工場の実証実験を開始した。

同実証実験は、Carbon Xtractが保有するm-DAC®技術と、スパイスキューブの屋内植物工場を組み合わせ、空気中から回収したCO₂を使用し、植物の光合成を促進、野菜を育てる植物工場「Farmarium(ファーマリウムTM)」を開発するというもの。
大阪府「令和6年度 カーボンニュートラル技術開発・実証事業費補助金」の支援を受け、実施する。

04081000

期間中は、植物工場「Farmarium(ファーマリウムTM)」を大阪・関西万博開催期間中に同駅に設置、CO₂濃度・野菜の成長状況の観測を行う。
小型分散型のDAC装置により、空気中から回収したCO₂を植物工場で利活用する世界初の取り組みになるという。

同植物工場で育った新鮮な野菜は、大阪駅構内の「デリカフェキッチン大阪店及び大阪mido店」で提供。
4月中旬以降、モーニングとパスタセットのサラダとして提供するとしている。

さらに6月15日~7月14日・9月14日~10月13日の期間、大阪ヘルスケアパビリオンのバーチャル会場「バーチャル大阪ヘルスケアパビリオン」にもCarbon Xtractが代表企業として出展。
m-DAC®技術に関する情報やプロモーション動画を公開する。