【ニュース】 東急不動産と明治大学、学生レジデンスで産学連携、「あぶら」による健康効果の実証実験を実施 神奈川県川崎市
2025.03.27
東急不動産株式会社(東京都渋谷区、星野浩明社長)と明治大学(東京都千代田区、上野正雄学長)は、2024年3月に開業した学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ生田」(川崎市多摩区)で、「あぶら」による健康効果に関し、産学連携の実証実験を実施する。
同実証実験には、同大学農学部金子賢太朗専任講師の研究室が参画。
同物件で提供される食事メニューの検討から、食事メニュー摂取による健康効果の測定・評価を行う。
学生レジデンスのユーザーである学生の心身共に健やかな暮らしの実現と、食品成分や摂取方法の探索を目指す。
同実証実験では、東急不動産と同物件の管理運営を担う株式会社学生情報センター(京都市下京区、野一樹社長)は、同大学生田キャンパスに近接する同物件と、他の学生レジデンスでの新たなサービスや付加価値の「共創」に取り組む。
一方、同大学では、栄養生化学、栄養生理学、食シグナル学の研究の深化と、実証した結果を広く世界に発信することで、食による健康寿命延伸に貢献することを目指すとしている。
今回は、入居者に「あぶら」に着目した食事メニューを一定期間提供し、実証実験協力者から日々の健康状態を測定。
「あぶら」には、睡眠の質・活動意欲・体重維持といったQOLへの効果が期待されており、学生の生活にどのような影響があるかも広く検証する予定だという。