【ニュース】 日本空港ビルデング、国産木製サッシ「MADOBA」と放射冷却素材「Radi-Cool」を使用した国産木製サッシの窓を新たに開発 青森県十和田市
2025.03.27
日本空港ビルデング株式会社(東京都大田区、横田信秋社長)、株式会社カシワバラ・コーポレーション(東京都港区、柏原伸介代表)、カシワバラグループの株式会社日本の窓(青森県十和田市、代表佐藤正志)の3社は、日本の窓が製造する国産木製サッシ「MADOBA」と、日本空港ビルデングが取り扱う放射冷却素材「Radi-Cool(ラディクール)」を使用した自然と調和する国産木製サッシの窓を新たに開発、カーボンニュートラル実現に向けた住宅・建物向け商品として発表した。
同商品は、エネルギー効率を向上させると同時に、温暖化対策にも貢献することができる「環境配慮型窓」。
今回の発表に先立ち、2025年2月20日、羽田空港第1ターミナル(東京都大田区)で設置事例を公開している。
「MADOBA」は、国産杉にこだわった、美しい街並みの一部となる木製サッシ。
商品名の「MADOBA」には、木製サッシが日本の「窓 (MADO)の 基本 (BASIC)」との願いが込められている。
現状、日本国内の窓に使用されているサッシの多くはアルミ製で、次いで樹脂製(プラスチック)となっており、木製サッシのシェアはわずか1%を満たないという。
国産材を使用した木製サッシは、アルミ製サッシに比べ、輸送にかかる排出も含め、CO2の排出量を軽減することが実証されている。
アメリカの24州では、地球に与える環境負荷が大きいという理由でアルミ製サッシの使用が禁止されているほか、木製サッシはリサイクルが容易で断熱性能が高く、冷暖房のエネルギー損失を抑えられる特徴もあるという。
一方、放射冷却素材「Radi-Cool(ラディクール)」は、太陽光を反射し、自然現象の放射冷却を用いて室内の熱も放射することで、エネルギーを使わずに室温を下げられる、地球環境にやさしい製品。
実際に羽田空港のターミナル等に導入されており、室内温度を約
13%~17%低下させる効果が実証されている。