【ニュース】 JA三井リースなど、札幌市で国内最大規模の蓄電所事業に参画 北海道札幌市

2025.03.26
JA三井リース株式会社(東京都中央区、新分敬人社長)は、スパークス・グループ株式会社(東京都港区、阿部修平社長)、関西電力株式会社(大阪市北区、森望社長)とともに、札幌市北区での蓄電所事業に参画した。

同事業は、定格出力50MW、定格容量175.5MWhの蓄電所を2か所で開発し、2028年4月の商用運転開始を目指すもの。
同蓄電所は、2か所合計で定格出力合計100MW、定格容量合計
351MWhとなり、長期脱炭素電源オークションや補助金を活用しない蓄電所事業としては国内最大規模になるという。

蓄電所は、系統用蓄電池とも呼ばれ、電力系統に直接接続を行うことで市場を通じ、電力の調整力や供給力を提供するもの。
現状の電力需給バランスの調整は、主に天候や時間帯により、発電量が大きく変動する太陽光や風力などといった再生可能エネルギーの出力抑制を行う一方、火力発電所の出力で調整を行っている。
蓄電所を導入することで、再生可能エネルギーの電力を無駄なく最大限活用することができるという。

蓄電所の設置場所は北海道札幌市北区新琴似町。
敷地面積は各約7,000㎡。
定格出力は各50MW(合計100MW)、定格容量は各175.5MWh(合計351MWh)。
商業運転開始は2028年4月(予定)。