【ニュース】 日本航空と日本電気、通信・AI技術を活用した自動運転の業務システムや顔認証乗車システムの検証を開始 東京都大田区

2025.03.18
日本航空株式会社(東京都品川区、鳥取三津子社長)と日本電気株式会社(東京都港区、森田隆之社長)は2025年3月17日、NECの通信・AI技術を活用した自動運転の業務システムや顔認証乗車システムの検証を開始した。

同検証は、JALグループ社員が関連施設間の移動で利用している業務連絡バスの一部区間で実施するもの。

今回は、将来の自動運転車の社会実装に向け、ドライバーが担っている運転以外の付帯業務(乗車確認や案内など)の自動化・省人化の検証も含めた実証実験として実施。
羽田空港整備地区(東京都大田区)で運行している業務連絡バスの一部区間で、運転支援車を自動運転レベル2(特定条件下での自動運転機能を指し、システムが縦方向と横方向の運動を制御することで、加速・減速や車線維持が可能)で運行する。

両社は今後、同実証の成果をもとに、地域の街や空港周辺の移動課題の解決として、最新のモビリティ技術を活用した新たな移動手段の提供を検討。
合わせて、将来的な自動運転技術の空港業務への活用や、顔認証などのシステム連携による、空と地上のシームレスな移動の実現を目指すとしている。