【ニュース】 名古屋鉄道、名古屋大学と「産学連携に関する協定」を3月11日に締結、「持続可能な地域公共交通システムの構築」などで協力 愛知県名古屋市

2025.03.05
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区、高崎裕樹社長)は、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学(名古屋市千種区、杉山直総長)と「産学連携に関する協定」を2025年3月11日に締結する。

同協定は、産業・文化・人材等の様々な交流・共創を実現しながら、名古屋・中部圏の発展と地域価値の向上に取り組むことで、世界から選ばれる「住んで幸せな」「訪れて価値のある」名古屋・中部圏の実現を目指すためのもの。
3月11日に同大学東山キャンパスで協定締結式を実施する。

同協定の主な内容は、「持続可能な地域公共交通システムの構築」「地域課題の解決等を通じたまちづくり、地域活性化」「多様な人材の育成・交流および活用」の3つ。

「持続可能な地域公共交通システムの構築」では、中部圏各地域の交通課題解決に向け、同大学が有する先進地域モビリティシステムの研究開発の実績を生かし、AIオンデマンドや自動運転等の先進モビリティを検証・導入、同社が推進するエリア版MaaS「CentX」と連動したサービスを実装することで、公共交通を中心とする次世代モビリティネットワークの構築を目指す。

「地域課題の解決等を通じたまちづくり、地域活性化」では、あいちデジタルヘルスプロジェクトの「一人暮らし高齢者向けの外出・交流支援」事業での研究実績を生かした地域住民の健康づくり推進のほか、「交通・観光・開発」三位一体となったまちづくりに取り組む。

「多様な人材の育成・交流および活用」では、これからの地域を担う人材輩出を目指し、実践データサイエンティスト育成プログラムや卓越大学院プログラム「ライフスタイル革命のための超学際移動イノベーション人材養成学位プログラム」を通した産学連携による人材交流に取り組むという。