【ニュース】 南海電気鉄道、和歌山市雑賀崎・田野エリアで乗車定員3人~4人のグリーンスローモビリティの実証実験を3月8日より実施 和歌山県和歌山市
2025.02.20
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、岡嶋信行社長)は、2025年3月8日~6月22日の期間、和歌山市雑賀崎・田野エリアで乗車定員3人~4人のグリーンスローモビリティの実証実験を実施する。
同取り組みは、地域住民の移動課題の解決と路線バスの利便性向上が目的。
期間中、地域住民の移動課題を支援する「ラストワンマイル輸送」と、観光誘致を目的とした「観光輸送」を無料で実施する(毎週水曜日は定休日)。
強力は和歌山市(尾花正啓市長)・アサヒタクシー株式会社(広島県福山市、山田康文代表)・和歌山バス株式会社(和歌山県和歌山市、佐伯一也社長)。
同エリアは、坂道や階段が高齢者の移動にとって大きな障害となっており、自宅と最寄りバス停までの移動が困難な状況だという。
これに対し、同実証実験の「ラストワンマイル輸送」は、この問題を解決するために実施、バス停と自宅などの相互間輸送サービスを提供し、地域住民の移動を支援するとともに、路線バスの利便性向上を目指す。
一方同エリアは、魅力的な観光資源が点在しているものの、公共交通でのアクセスが難しく、観光スポット間の移動が困難になっているという。
これに対し、「観光輸送」では、平日・土休日とも、コース内の観光スポットや飲食店などに自由に立ち寄ることができる、観光を目的としたをサービスを最大1日2便運行する。
実証実験の実施期間は2025年3月8日~6月22日(4月23日~5月7日を除く)。
実証地域は和歌山市雑賀崎・田野エリア。
運賃は無料。
乗車定員は3人~4人、
時速は20km未満。
利用にはいずれも乗車日の1週間前から前日までの電話予約が必要(土休日は「観光輸送」を優先)。