【ニュース】 三井ホーム、サステナブルコンテナ「NLTコンテナ」の本格販売を開始、循環型資源の木材を使用 東京都江東区
2025.02.13
三井ホーム株式会社(東京都江東区、池田明社長)は、NLTを利用したサステナブルコンテナ「NLTコンテナ」の本格販売を2025年2月より開始する。
NLTとは、ネイル・ラミネイテッド・ティンバーの略称で、隣り合わせにした2×4材の側面を釘打ちすることを繰り返し束ね、パネル形成したもの。
同社では「NLTコンテナ」開発プロジェクトを立ち上げ、2024年4月より試作販売を行っていたという。
同製品では、循環型資源の木材を使用することでサステナブルなコンテナを実現。
パネルを組み合わせ、ユニット化やホールダウン金物やボルト・ナットを採用した接合方法などを独自開発した(特許出願中)。
構造材をあらわしで使用することで木質感のある内部を実現、事務所だけでなく、グランピング施設等の客室や展示ブースなど多様な用途を提案可能としている。
また、独自開発の施工方法により、必要に応じてコンテナサイズを自由に調整ができる拡張機能を有しており、3階建ても可能だという。
さらに、解体後のNLTパネルをそのまま再利用できるリユース性もあるため、建築物だけでなく幅広い場面で木材が使用され、CO2排出の抑制や廃棄物の削減も実現するとしている。
なお、埼玉工場のNLTコンテナ試作棟は、木材全体利用量は7㎥、木材全体の炭素貯蔵量は4t-CO2(CO2換算)で、スギの木に換算すると約8本に相当するという。