【ニュース】 青山商事、シルクジャガード織物工場「小倉織物」の生地を使用したネクタイを発売、生地・染色・縫製まで全て日本の職人が手掛けたこだわりの企画 石川県小松市

2025.02.05
青山商事株式会社(広島県福山市、青山理社長)は、シルクジャガード織物工場「小倉織物」(石川県小松市)の生地を使用したネクタイの販売を、全国の「スーツスクエア」「ザ・スーツカンパニー」「ユニバーサルランゲージ」全店と公式オンラインストアで開始した。

「小倉織物」は1895年(明治28年)に創業。
かつてシルクジャガード織物工場は小松市に600軒ほどあったが、職人の高齢化や海外の安価な製品の流入、コロナの影響などにより、多くの織物工場が廃業。
今では「小倉織物」が、広幅洋装シルクジャガードを織り上げる国内最後の工場となっている。
一方、その高い技術力と高品質な製品が評価され、国内だけでなくパリコレに出展する多くの海外メゾンブランドからドレス用の生地として採用されるなど、世界中から注目が集まっているという。

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今回の同企画は、生地からプリント、縫製まで全て日本の職人が手掛けた、こだわりのネクタイを提供するというもの。
生地には、通常のネクタイに比べ約1.4倍のシルクを使用、高級感を出すため、適度な厚みを持たせた。
この生地を織り上げるには、1万本以上の経糸(たていと)を手作業で1本1本寸分の狂いもなく織機にセットする必要があることから、国内でも数少ない熟練の職人が作り上げているという。

さらにこの生地をジャガード織りにすることで凹凸を出し、濃淡をつけたプリントにより、一般的なネクタイより立体的で上質な質感に仕上げた。
生地の色付けは、山形県米沢市の工場で行っており、生地を織ってから染める高度な技術「後染め」を採用。
その後、岡山県美作市で縫製を行っている。

小倉織物「シルクジャガードプリントタイ」のデザインはストライプ4種・ドット6種・幾何学模様6種の計16種。
素材は表地がシルク100%、裏地が再生ポリエステル100%。
税込販売価格は6,490円。
販売店舗は「スーツスクエア」「ザ・スーツカンパニー」「ユニバーサルランゲージ」全店、公式オンラインストア。