【ニュース】 日本森林アセット、再造林事業を加速、三井住友信託銀行が金融面で支援 東京都新宿区
2025.01.28
住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)と三井住友信託銀行株式会社(東京都千代田区、大山一也社長)の合弁会社「日本森林アセット株式会社」(東京都新宿区、石村藤夫代表)は再造林事業を加速する。
日本森林アセットは2024年1月の設立以降、東北や九州の森林を中心に伐採跡地を取得し、各地で再造林を開始。
三井住友信託銀行は2025年1月27日、出資比率を5%から40%へ引き上げており、住友林業の森林経営の知見を活かし、三井住友信託銀行が金融面で支援することで、2030年までに目標3,000haの再造林を目指す。
日本森林アセットは、森林を売却したい個人や法人から伐採跡地を取得。
伐採跡地で再造林が計画されていない森林を日本森林アセットが取得して一定の森林面積を確保し、循環型林業に取り組む。
住友林業が持つ森林経営の知見を活用し、再造林で取り戻した豊かな緑を長期間にわたって保有・管理するという。
今後は、三井住友信託銀行が持つ信託スキームやネットワークも活用し森林取得・再造林・J-クレジット創出という一連の事業モデルを早期に確立。
住友林業グループが組成し、三井住友信託銀行が参画する米国の森林ファンドをモデルに、森林の環境的価値を評価する企業等の投資資金を活用した日本の森林資産のファンド化も検討するという。