【ニュース】 JR西日本、「西明石」駅の新駅ビルと新改札口の整備を起工、明石市との推進協定に基づくまちづくりが始動 兵庫県明石市

2025.01.22
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)は、JR山陽本線・山陽新幹線「西明石」駅(兵庫県明石市)の新駅ビルと新改札口を起工する。

同社と明石市(丸谷聡子市長)は2019年9月26日、地域と鉄道が一体となった鉄道沿線のまちづくりに向けた取組みを推進することを目的に包括連携協定を締結。
その後、同協定に基づき、2020年12月24日には「西明石駅及び駅周辺におけるまちづくりの推進に関する協定書」を締結、同推進協定に基づき、駅と駅周辺のバリアフリー化や魅力・にぎわい向上と、行政サービスや市民交流機能の向上、良質で快適なまちづくりに向けた事業内容と事業手法等を取りまとめていたという。
今回の同工事の起工により、同推進協定に基づく西明石地区のまちづくりが始動した。

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同社と同市は今後、「JR西明石駅及び駅周辺の安全性と利便性の向上」「地域交流拠点の充実」に向け、同駅と駅前空間の整備や、JR西明石社宅用地での地域交流拠点整備とマンション開発、駅とまちをつなぐアクセス道路の整備にそれぞれ順次着手していくほか、旧国鉄清算事業団用地でのまちづくりや、地区全体の持続的なエリア価値向上に向けた取組みを共同で検討・推進していく予定としている。

今回起工する「(仮称)JR西明石駅ビル」では、バリアフリー動線を備えた駅ビルと改札口の整備により、駅を基点に「ひと」と「まち」が出会うきっかけになる駅ビルを目指すという。
「(仮称)JR西明石駅ビル」の所在地は兵庫県明石市西明石南町2丁目4番地の一部。
敷地面積は1,261.16㎡、延床面積は2,403.47㎡。
構造・規模は鉄骨造、地上3階・塔屋1階)。
開業は2026年度(予定)。

また、JR西日本西明石社宅用地では大規模な新築分譲マンション「ジェイグランシティ西明石タワーウエスト」を開発、同駅徒歩3分の立地で「鉄道・新幹線のある暮らし」を提供する。
「ジェイグランシティ西明石タワーウエスト」の所在地は明石市西明石南町3丁目607番45、交通はJR山陽本線・山陽新幹線「西明石」駅より徒歩3分。
敷地面積は8,621.48㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造、住宅棟地上20階建・共用棟地上2階建、駐車場棟。
総戸数は340戸。
竣工は2027年6月(予定)。