【ニュース】 成蹊大学と西武鉄道、駅の利便性向上と生活環境改善の両立を目的に共同研究「駅ナカ店舗の利用者分析」を実施 埼玉県所沢市
2025.01.17
成蹊大学(東京都武蔵野市、森雄一学長)と西武鉄道株式会社(埼玉県所沢市、小川周一郎社長)は、同社の駅の利便性向上と生活環境改善の両立を目的とする共同研究「駅ナカ店舗の利用者分析」を実施した。
同研究では、データサイエンスを専門とする同大学経済学部の永野護教授と共同し、分析を実施。
駅の乗降者数、駅ナカ店舗の売上データといった鉄道のデータに、気象条件や競合他店数等パブリックデータも併せて活用することで地域の独自性を加味し、鉄道によるヒトの移動と消費活動との関係をモデル化した実証分析を行ったという。
研究の結果、駅ナカ店舗の商品は、駅周辺小売店舗の競合環境に影響を受ける商品と受けない商品があること、乗降者数の変化、価格引き下げ、気象条件が増収に寄与する効果が改札内店舗と改札内外店舗(改札内・改札外双方にレジがある店舗)で異なることなどが明らかになった。
今後は、今回の研究結果をもとに、駅ナカ・コンビニ「トモニー」で商品ラインナップの見直しを行うとしている。