【ニュース】 C&Fロジホールディングス、 低温物流センター「(仮称)北東北共同センター」を6月に竣工予定、持続可能なコールドチェーンを構築 岩手県滝沢市

2025.01.15
SGホールディングスグループ傘下で低温物流事業を手掛ける株式会社C&Fロジホールディングス(東京都新宿区、綾宏將社長)は、 低温物流センター「(仮称)北東北共同センター」(岩手県滝沢市)を2025年6月(予定)に竣工する。

同物流センターは、 C&Fロジの事業会社のうち、主に冷凍食品を取り扱う株式会社ヒューテックノオリン(東京都新宿区、安喰徹社長)が運営主体となり、同じくC&Fロジの事業会社で冷蔵温度帯の食品を扱う名糖運輸株式会社(東京都新宿区、菅原剛社長)、牛乳や乳製品の入出庫保管から輸配送を得意とする株式会社デイライン(東京都新宿区、岩井浩社長)の3社で共同運営するもの。
複数の事業会社が共同で運営する、冷凍・冷蔵温度帯を兼ね備えた施設はC&Fロジでは初となる。

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C&Fロジはこれまで、岩手県・青森県・秋田県の北東北エリアでは各事業会社が業務ごとに協力会社へ委託、同地区をカバーしていたが、高齢化などによるドライバー不足や、エネルギーコストなどの上昇による物流コスト自体の高騰もあり、既存業務の拡張や新たな業務の獲得に困難が生じていたという。

こうした中、同じ課題を抱えるヒューテックノオリン・名糖運輸・デイラインの事業会社3社は、それぞれの取り扱い品目に合った、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯の保管機能を持ち、北東北エリアの納品先への配送機能と、南東北エリアからの中継拠点機能も併せ持つ新たな自社施設として同物流センターを設置、共同で運営する。

同センターでの業務は、これまで取り扱いがあった冷凍食品やチルド食品の保管業務・共同配送業務や、病院施設への食材の配送だけではなく、新たにSGホールディングス傘下の事業会社との協業により、同エリアの特徴であるEC向けの農畜産物の保管や輸送業務、高齢者世帯に向けた宅配関連業務、厳格な温度管理が必要な医薬品輸配送関連業務などへの拡張が可能となり、グループ力を生かしたシナジーを創出するという。

「(仮称)北東北共同センター」の所在地は岩手県滝沢市大釜風林。
敷地面積は約1万2,686㎡、延床面積は約6,222㎡。
建物は一部2階建1棟。
竣工は2025年6月(予定)。