【ニュース】 JTBなど3社、永平寺町で日本版ライドシェアを活用した観光タクシープランの販売を開始 福井県永平寺町
2025.01.10
株式会社JTB(東京都品川区、山北栄二郎社長)・松岡交通株式会社(福井県永平寺町、谷口修一代表)・日本商運株式会社(福井県福井市、平木ひとみ代表)の3社は2025年1月9日、福井県永平寺町で日本版ライドシェアを活用したインバウンドを含む県外観光客向けの観光タクシープラン「永平寺町・禅の里観光タクシープラン」の販売を開始した。
3社の連携により、官民連携型のライドシェア・旅行企画による観光の力で、二次交通の脆弱性、ドライバー不足、インバウンド向けのコンテンツ不足などを始めとする様々な地域課題の解決を目指す。
同町は、曹洞宗大本山永平寺の門前町として知られ、歴史的町並みや田園と集落が織りなす里地景観が美しい町。
2024年3月には北陸新幹線「金沢」~「敦賀」間が開業し、国内外からの来訪者が増加している。
一方で、北陸新幹線最寄りの「福井」駅からは車で20分程度の時間を要することや、同町内には観光施設が点在していることもあり、観光客は効率よく同町内を周遊することが難しい状況だという。
また、福井県全体でも、北陸新幹線の福井県内開業に伴い、駅から観光地などに向かう二次交通の整備が課題となっている。
特にタクシー業界は人手不足や高齢化が深刻な状況で、新幹線開業による観光需要の増加に対応できていないことが浮き彫りになっているという。
今回の連携により、JTBが企画した同プランでは、運送会社(日本商運)のドライバーをタクシー会社(松岡交通)のライドシェア運転手として登録することでタクシードライバーを確保、空きタクシーを活用し、効率よく「福井」駅から永平寺町内を周遊するための二次交通を確保することで、観光客の利便性向上を実現するとしている。
「永平寺町・禅の里観光タクシープラン」の販売期間は2025年1月9日~2月28日の土曜日(3月以降は事業者、コース・設定日を拡大し販売予定)。
販売コースは、「禅」体験ツアー、「酒」体験ツアーの2種類。
旅行企画・実施・募集:株式会社JTB福井支店、タクシー運行は松岡交通株式会社、企画・手配協力は日本商運株式会社、事業協力は福井県永平寺町。