【ニュース】 マツダ、車載用円筒形リチウムイオン電池のモジュール・パック工場を岩国市に新設、2027年度に稼働開始予定 山口県岩国市

2025.01.07
マツダ株式会社(広島県府中町、毛籠勝弘社長)は、車載用円筒形リチウムイオン電池のモジュール・パック工場を岩国市に新設する。

新工場では、パナソニック エナジー株式会社(大阪府守口市、只信一生社長)から調達する車載用円筒形リチウムイオン電池セルのモジュール化とパック化を行う。
2027年度の工場稼働開始を目指しており、完成した電池パックは、マツダの国内車両工場で、マツダ初のEV専用プラットフォームを採用するバッテリーEVに搭載する予定。
生産能力は年間10GWhを予定している。

マツダは、電動車の重要部品の1つである電池で、パナソニック エナジーと2023年5月に車載用円筒形リチウムイオン電池の供給に向けた合意書を締結。
2024年9月には、同協業に関わる電池の生産増強と技術開発が経済産業省より「蓄電池に係る安定供給確保計画」として認定されている。

同計画に基づき、新工場ではモジュール・パック化した電池を活用、デザインや利便性、航続距離などを高いレベルで実現させたマツダらしいバッテリーEVを提供。
同工場を通じ、地域の雇用や経済発展にも貢献するとしている。