【ニュース】 札幌学院大学と大和ハウス工業、新さっぽろの賑わいづくりと、それらの活動が地域に与える影響を分析・検証する共同研究を開始 北海道札幌市
2024.11.29
札幌学院大学(北海道江別市、河西邦人学長)と大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)は2024年11月1日、新さっぽろ(北海道厚別区)の賑わいづくりと、それらの活動が地域に与える影響を分析・検証する共同研究契約を締結した。
同共同研究には、「新さっぽろ」駅周辺地区のまちづくりを進める札幌市(まちづくり政策局事業推進課)がアドバイザーとして加わり、「産学官」が連携。
3者が「にぎわい」と「つながり」のある、住みよいまちづくりに資する研究活動と、学生の課題解決能力を育成するための実践的な学びを展開する。
期間は2024年11月~2027年3月末迄の3年半。
なお、2024年11月30日には、同大学が社会実験の第1弾として、学生による「食品廃棄ロス削減×子ども食堂型フリースペース」プロジェクトを開催。
アンケート結果等に基づき、両者で共同研究を開始する。
同大学では、研究会を組織し、地域のにぎわいを創出するため、パブリックスペース活用方法等についての研究と、社会関係資本
(Social Capital)の概念を基に地域に与える影響について仮説と社会実験を実施、分析・検証を行う。
研究会メンバーは、座長となる河西邦人学長・教授(経済経営学部経営学科)など6名。
同社は、同大学への研究活動を支援、同社が所有するパブリックスペース「新さっぽろアクティブガーデン」を社会実験の場として提供する。
また、同研究会にも参加し、活動で得られたデータの検証等に加わり、今後の同社のエリアマネジメント活動や複合開発に活用するとともに、エリアマネジメントを通じ、地域住民と継続的に関わりを持ち、地域の価値を高め続けることを目指すとしている。
社会実験では、主に大学の授業(科目名「地域貢献D」、担当:河西学長)を履修する学生が、計15回の講義を通してまちづくりの基礎や事業の組み立て手法等を学んだ上で、「新さっぽろアクティブガーデン」や科学館公園等のパブリックスペースを活用、まちづくりイベントを数回、企画・運営する。
現在、授業の中で学生が具体案を検討しているという。