【ニュース】 JR東海グループと三協立山、東海道新幹線車両のアルミをリサイクルした建材を共同開発、三井不動産レジデンシャルの新築マンションのサッシに初採用 愛知県名古屋市
2024.11.22
東海旅客鉄道株式会社(名古屋市中村区、丹羽俊介社長)・三協立山株式会社(富山県高岡市、平能正三社長)・ジェイアール東海商事株式会社(名古屋市中村区、稲葉秀夫社長)はこのほど、東海道新幹線車両のアルミをリサイクルした建材「ReALumi T」を共同開発した。
同製品は、東海道新幹線再生アルミの高い強度・耐候性・表面処理性を活かした建材。
新地金(しんじがね、天然資源から抽出したアルミの原材料)を使用する一般的なアルミ建材に比べ、製造時のCO2排出量を大幅に削減できるほか、アルミの国内循環比率を向上させることで、サーキュラーエコノミーの実現にも寄与するという。
なお同製品は、三井不動産レジデンシャル株式会社(東京都中央区、嘉村徹社長)の新築マンションのサッシに初採用される。
提供する商品は、同再生アルミを50%使用した「ReALumi T50」と、同再生アルミを100%使用した「ReALumi T100」の2種類。
「ReALumi T50」は、製造時のCO2排出量を約4割削減(新地金比)、主にカーテンウォールやサッシなどに使用する。
2024年11月21日より受注開始。
「ReALumi T100」は、製造時のCO2排出量を約8割削減(新地金比)、主にルーバーやスパンドレルなどに使用するという。
2025年3月より受注開始予定。
なお、「Re ALumi T50」は、三井不動産レジデンシャルが開発中のマンション「(仮称)文京区向丘1丁目計画」(東京都文京区、2025年9月完成予定)でサッシに導入する予定のほか、JR東海グループとマリオット・インターナショナルが開発中のホテル「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」(京都市南区、2026年度完成予定)でもサッシに導入する予定だという。