【ニュース】 京浜急行電鉄と京急不動産、ヤマハミュージックジャパンと業務提携、分譲マンションで防音室を住戸内に設置できるプランを導入 神奈川県横浜市
2024.11.08
京浜急行電鉄株式会社(横浜市西区、川俣幸宏社長)と京急不動産株式会社(横浜市西区、田中利充社長)は、株式会社ヤマハミュージックジャパン(横浜市西区、松岡祐治社長)と業務提携し、京急グループが分譲中のPRIMEシリーズの分譲マンション「プライムパークス横浜並木 ザ・レジデンス」(横浜市金沢区)で防音室を住戸内に設置できるプランを導入する。
京急グループによると、自宅内で歌いたい、楽器を演奏したいといったニーズは以前からあったが、最近では賃貸マンションでも防音対応マンションが人気となっているほか、分譲マンションでも共用部に防音室を設置するなど、「隣接住戸に迷惑をかけずに音楽や演奏を楽しみたい」というニーズが高まっているという。
一方、都心の分譲マンションは価格高騰もあり、専有面積を絞って総額を抑制する傾向にあることから、防音室を専有部内に設置すると生活空間が狭くなり過ぎるという課題があるとしている。
今回導入する防音室「アビテックス」は、組立式の定型タイプで、音量を40デシベル低減できる最も遮音性能が高い「セフィーネNS・Dr40タイプ」を推奨。
サイズは0.8畳・1.2畳・1.5畳の3サイズを基本とし、部屋の広さや希望に合わせ、2.0畳以上のサイズでも相談を受ける予定だという。
なお、今回対象となる分譲マンション「プライムパークス横浜並木 ザ・レジデンス」は専有面積70㎡以上の「ゆとりのある住戸」が多く、ヤマハの防音室「アビテックス」を設置しても生活空間を確保しやすいというメリットがあるとしている。
一方、ヤマハは防音室の設置・販売を全国で30年以上手掛けており、首都圏を中心に累計4万台以上の販売実績があるが、総戸数
100戸以上の大規模分譲マンション専有部に、建築工事としてではなく、入居者の希望によって設置有無を選択できるオプション工事として導入するのは日本初だという。