【ニュース】 名古屋鉄道など、西尾市で物流ドローンを活用した本土離島間物流の実証実験を10月7日~11月5日に実施 愛知県西尾市

2024.09.20
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区、高崎裕樹社長)は、2024年10月7日~11月5日の期間、西尾市で物流ドローンを活用した本土離島間物流の実証実験を実施する。
同社は、愛知県より「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』 物流ドローン社会実装モデル推進事業業務」を受託しており、今回の同実証実験はその一環。

今回のテーマは「海上航路におけるドローンの多目的利用の検証」。
本土と離島を結ぶ海上航路で、ドローンを使用した定期配送およびオンデマンド配送による往復輸送の実証実験を実施、ドローンを活用した物流効率化の可能性を探る。
ドローンのレベル3.5飛行により、本土から離島へは欠品などの影響が大きい医薬品や日用品等を配送、反対に離島から本土へは特産品などを配送するという。

実験に際しては、着陸地点に設置するカメラやセンサーで遠隔から周辺状況を把握することで、省人化できるかを検証。
さらに、タブレットによるシンプルな機体操縦とすることで、操縦機体に関する専門的な知識や技術を有しないパイロットでも運航できるかを検証する。

課題検証項目は、カメラやセンサーによる周辺映像や環境情報を使用した離着陸オペレーション技術の活用による運用効率化、定期配送・オンデマンド配送・往復輸送等の配送方法の組み合わせによる利便性・採算性の向上、操縦機体の専門パイロットを配置せず運用することによる運用コスト低減など。

実証実験の実施期間は2024年10月7日~11月5日(土日祝日を除く約1カ月間、荒天の場合等で実施を取りやめる日程が生じる可能性あり)。
協力事業者は株式会社プロドローン(機体提供と運航等)、中北薬品株式会社(医薬品配送の物資、運用協力)、西三河農業協同組合(日用品配送の物資、運用協力)、西尾市(実証実験協力)。