【ニュース】 中座くいだおれビル、2025年春に全面リニューアルオープン、「情緒・体験価値を高めるエンターテインメント空間」に 大阪府大阪市
2024.09.10
野村不動産マスターファンド投資法人(東京都新宿区、吉田修平代表)が所有し、野村不動産コマース株式会社(東京都新宿区、矢野忠孝社長)が運営する商業施設「中座くいだおれビル」(大阪市中央区)は、2025年春に全面リニューアルオープンする(2024年6月1日より改装工事中)。
同ビル所在地の歴史は、1661年に設立されたと言われる芝居小屋「中之芝居」に遡り、その後「道頓堀五座」の一つ「中座」として多くの演劇や歌舞伎の上演で賑わい、道頓堀の象徴的存在だった場所。
再開発を経て、2009年には閉店した飲食店「くいだおれ」の名称を借り受け、大阪を代表するマスコット「くいだおれ太郎」も同ビルに移設された。
現在の同ビルは、地上6階・地下1階で、大阪名物があふれるアミューズメントビルとして多くの国内外の観光客が来場しているという。
入り口横には芝衛門狸の伝説にちなみ、「道頓堀のお狸様」も展示され、高さ約1mの狸の人形も、「くいだおれ太郎」と共に多くの来場者を出迎えてきた。
2025年春の全館リニューアルでは、「くいだおれ太郎」や「お狸様」といったこの地の歴史・文化を継承しながら、「食(くいだおれ)」として飲食店舗の充実を図るほか、大阪らしいエンターテイメントを提供する店舗、地域コミュニティ活性化を図る店舗などを配置し、道頓堀の魅力の核となる「情緒・体験価値を高めるエンターテインメント空間」として生まれ変わるという。