【ニュース】 清水建設など4社、東京都の「バイオ燃料活用における事業化促進支援事業」で事業者に選定 東京都千代田区

2024.09.02
清水建設株式会社(東京都中央区、井上和幸社長)・三菱地所株式会社(東京都千代田区、中島篤社長)・株式会社三菱地所設計(東京都千代田区、谷澤淳一社長)・株式会社ユーグレナ(東京都港区
、出雲充社長)の4社は2024年8月30日、東京都が公募する「バイオ燃料活用における事業化促進支援事業」の事業者に選定されたと発表した。

4社は、同支援事業のもと、三菱地所が開発、三菱地所設計が設計監理、清水建設が施工を行っている、完成時点で日本一の高さとなる「Torch Tower」(東京都千代田区)の建設工事期間、ユーグレナが提供するバイオ燃料「サステオ」(HVO100%)を大型建設機械へ導入。
バイオ燃料普及にあたっての課題改善等を検討するとともに、同支援事業でのCO2排出量削減事例を周知し、建設現場でのバイオ燃料活用による脱炭素社会実現に貢献するとしている。

HVOとは、Hydrotreated Vegetable Oilの略で、バイオマス(生物資源)原料を水素化処理した燃料(水素化処理植物油)のこと。
石油由来の従来燃料と比較し、CO2排出量削減効果が高いため、脱炭素社会実現に貢献する燃料として注目されているという。
また、従来燃料との混合でも単独でも利用が可能で、同事業では単独(100%)で使用予定としている。

事業名称は「脱炭素社会実現のための建設事業におけるバイオ燃料普及活動」。
事業期間(予定)は2024年9月~2026年3月。